今日、深夜1時45分出発で和歌山の某漁港に行って来ました。

ロケーションは最高でした。
今回はとある渡船屋さんの話です。
待ち合わせの時間に船着き場に行くと、時間丁度に船が到着しました。
船頭さんは船の先端のタイヤから乗れとの荒っぽい指示。でもタイヤは高い位置にある上に、タイヤと陸が40〜50cmほど離れたりひっついたり。荷物運びなんぞしてくれるはずもなく、私と未希は必死で何とか乗りました。
一文字に着いてからも同じです。船から降りるときに海に落ちそうになりました。
でもまあいっかと忘れようと思いました。
帰る時間になり、迎えのお願いの電話をすると、また無愛想な態度。
でもグッと我慢(笑)
帰りの船の乗り降りもすごく雑でした。
でもグッと我慢我慢(笑)
で、最後の最後、支払いのときです。
船頭「4500円の2人分で9000円な」
齋藤「ん!? いやいや、4000円の2人分で8000円でしょ?」
船頭は推定70歳以上でしたが、このやりとりを2〜3回繰り返し、私の言い分は聞こえないふり。私はホームページの料金表を見せて4000円であることを主張しましたが、舌打ちをして去っていきました。
船頭は見える所に居たので、戻ってくるのを待ちました。
しばらくすると船頭が戻ってきたので、
齋藤「ホームページに4000円で書いてるのに4500円取るとか詐欺ですよ。どういうつもりですか?」
船頭「あんたもうるさいなあ。最近和歌山の渡船屋は全部4500円になったんや。ホームページとか関係ないで」
齋藤「最近上がった?! 先週雑賀崎(和歌山市内)の渡船屋さんで乗ったけど2000円でしたよ!」
船頭「(絶句)」
齋藤「とにかくホームページに4000円と書いてる以上、それ以上1円も払う気ないですよ」
船頭「あんたもわからん人やなあ。ワシも30年以上この仕事してるけどな、あんたみたいな人は初めてや。1000円の金もないんか?」
私は「来た!」と思い(笑)、釣り用の汚いバッグからピカピカの財布を出し、財布の中身(数十万円)を見せました。
船頭「(絶句)」
齋藤「俺はね、4500円なら4500円でいいんですよ。料金を変更したのにホームページの変更ができてなかったことについての謝罪をしてくれたらそれでいいんですよ。どうですか?」
船頭「いやいや、何でワシがあやまらならんのや」
この後また色々あり、結局9000円払ったのですが、なぜか船頭は歯をガタガタ震わせ、体も小刻みに震えていました。私は心配になり、
齋藤「どうかしましたか?!」
船頭「もう二度と来んでくれ!」
元気そうでした(笑)
世の中のほとんどの職業はサービス業です。医療も教育もサービス業です。もちろん渡船屋もサービス業。自分の仕事をサービス業だと思っていない人が多すぎるので、ここには書いていませんが、船頭にはサービス業とは何かを丁寧に教えてあげました(笑)