Kさんは60前の未婚のおじさん。
あっ、この話はKさんの承諾を得て書いています。
Kさんは塾2年目(多分20浪くらいしてます)ですが、去年は口頭試問をしても何も答えてくれませんし、全くやる気がない感じで成績もダントツの最下位でした。
真夜中に寝ぼけて電話をかけてきたり、コロナの真っ只中にマスクをせずに何回もくしゃみをしたり、結構手を焼いていました(笑)
そんなKさんが今年は課題をほとんど吸収してくれていて、今後の頑張りによっては合格できるかもというくらいに成績が上がっています。
なんでこんなに変われるのか?
と不思議に思ったので聞いてみました。
齋藤「今年はえらい頑張ってるみたいやけどどないしたん?」
Kさん「いや、ちょっと色々ありまして(喜)」
齋藤「(口頭試問を中断して)色々ってなんなん? もったいぶらんと教えてよ。」
Kさん「いやね、所帯を持ちたいと思う人が現れまして(笑)」
齋藤「マジかいな!? すごいやん! で、相手は何歳?」
Kさん「30代くらいやと思います」
齋藤「くらいやと思いますって何? 所帯持ちたい相手やのに年も知らんの?」
さらに色々聞いてみると、まだデートもしてないらしいのです。
普通、塾では新しい恋愛は勉強の妨げになるので推奨していませんが、Kさんの場合は確実にプラスに作用しているのでこのまま見守っていきたいと思います。
それにしても60前になって恋をするなんて素敵です。そして意外とピュアな気持ちを持ってることにビックリしました。
恋が成就することを祈っています。
塾生のKさんと最近流行りの「K.カズミ」がかぶってウケますが(笑)